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シザースリフトの選び方: 完全ガイド

シザースリフトの選び方
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シザースリフトとは?

シザースリフト(またはスカイリフト)は、その昇降方式に由来して名付けられました。上昇時にアームがハサミのように交差して縮まり、垂直方向にのみ上昇します。シザースリフトは、横方向の張り出しが不要な作業に対して高い安定性を提供し、モデルによっては最大750kgの重い荷重にも対応可能です。

シザースリフトは2つのカテゴリに分類されます:


平地: 電動シザースリフトは、安定したあらゆる地形で使用可能です。非常に柔軟性が高く、油圧式に比べてコンパクトで、屋内外問わず使用でき、全高状態でも荷重制限がありません。
オールテレーン(不整地対応):  広い作業台を持つオールテレーンタイプのシザースリフトは、他のどの種類の高所作業車よりも高い積載能力を持ち、最大で4人での作業が可能で、幅広い作業に対応できます。プラットフォームの拡張機能により、作業範囲とスペースがさらに広がります。垂直昇降により操作も簡単です。不整地での高い走行性と登坂能力により、最も険しい地形でも作業が可能です。スタビライザー(安定装置)が最大限の安定性を提供します。一部のモデルでは、ディーゼルに代わる電動駆動が採用されており、屋内でも排出ガスや騒音を出さずに作業が可能です。

HaulotteのPULSEOシリーズは、作業高さ15〜18mの電動シザースリフトをラインアップし、屋内外での使用に対応しています。完全電動の設計により、油圧式と同等のパワーと駆動性能を備えています。静音かつ環境に配慮した構造により、より多くの用途に対応でき、工事現場で大いに活躍できます。「PRO」モデルには、オシレーションアクスル(揺動式車軸)、最大5.80mまで拡張可能な2段階拡張プラットフォーム、そして荷下ろし・積込み時の作業者の安全を確保するActiv'Lighting System(アクティブライトシステム)が搭載されています。18mモデルのHS18E MAXは、最大高での横移動も可能です。

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シザースリフトの利点とは?

シザースリフトを選ぶことには、多くの利点があります:

 

  • 安定性:シザースリフトは独自の構造により、高所でも優れた安定性を発揮し、作業員の安全を最大限に確保します。

  • 積載能力:シザースリフトは重い荷物にも対応可能で、重量のある機材を使用する作業にも最適です。

  • 広い作業スペース:広々としたプラットフォームにより、複数の作業員が同時に作業することが可能です。

  • 操作の簡便さ:操作がシンプルで直感的なため、経験の少ない作業員でも簡単に扱うことができます。

つまり、シザースリフトは安全性・信頼性・生産性を兼ね備えた高所作業のための理想的なツールです。

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シザースリフトは、以下のようなさまざまな用途に適しています:

 

  • 内装工事(仕上げ工事)

  • 建設および解体などの構造工事

  • メンテナンス・リノベーション作業

  • 緑地整備

  • スポーツイベントや各種催事の設営・撤去作業

電動式シザースリフトか油圧式か:どの駆動方式を選ぶべき?

シザースリフトを選ぶ際、電動式にするか油圧式にするかは、主に使用環境・作業条件・現場の特性を考慮します。シザースリフトを使用するメリットは次の通りです。

1. 電動式シザースリフト

主な特徴:

  • 静音稼働
  • 排出ガスゼロ:屋内や環境に配慮が必要な場所に最適
  • コンパクトなサイズ:狭いスペースでも使いやすい
  • 充電式バッテリー:使用時間は稼働状況による

利点:

  • 屋内外(安定した地面)での使用に適応:倉庫、ショッピングモール、病院など、排気や騒音が制限されている場所に最適
  • 環境に優しい:化石燃料を使用しない
  • メンテナンスが簡単:可動部が少なく、故障リスクが低い
  • コスト削減:燃料不要で運用コストが低い

制限:

  • 使用可能時間に制限あり(モデルによるが6〜8時間の連続稼働が目安)
  • 充電に時間がかかる
  • 不整地での使用には適していない

適している用途:

  • 屋内作業
  • 騒音・排出ガスに敏感な環境
  • 平坦で安定した地面

 

2. 油圧式シザースリフト

主な特徴:

  • 高出力エンジン搭載で、過酷な環境にも対応可能
  • 屋外使用を想定した設計
  • オフロードタイヤにより、不整地にも強い

利点:

  • 高いパワー:高所作業や重い荷物の運搬に適している
  • 不整地での使用に強い:傾斜地や不整地でも安定作業が可能(スタビライザー搭載)
  • 長時間稼働可能:燃料があれば長時間使用できる

制限:

  • 排気ガスが出るため、密閉空間では使用不可
  • 騒音が大きく、住宅地近くでは不向き
  • メンテナンスコストが高め(エンジン、フィルターなど)

適している用途:

  • 屋外作業
  • 傾斜や不整地での作業
  • 長時間・高負荷作業
近年では、電動式の不整地対応シザースリフトも登場しています。これらは油圧式と同等のパワーと駆動性能を持ち、静音かつ環境配慮型の作業を屋内外問わず可能にします。

 

まとめ

  • 電動式:屋内や密閉空間、静音・無排出が求められる現場、または安定した地面での屋外作業に最適
  • 油圧式:屋外の過酷な現場や、不整地での作業、高出力と長時間稼働が必要な場合に最適

 屋内・屋外どちらのニーズにも対応したい場合は、電動と油圧式を併用できるハイブリッド型シザースリフトも存在します。たとえば、HaulotteのPULSEOシリーズは、電動式でありながら不整地での作業も可能な高い汎用性を持っています。

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シザースリフトの作動原理

シザースリフトは、作業台を垂直に持ち上げるための「はさみ型」リフト機構に基づいて作動します。このクロス構造(はさみのような形)により、プラットフォームが上下に動きます。以下はその詳しい作動ガイドです。

1. シザースリフトの構成要素

シザースリフトは以下の主要部品で構成されています:

  • 作業プラットフォーム:安全の為、バスケットに手すりを付けています。一部モデルでは拡張機能があり、作業空間を広げることができます。

  • リフト機構(シザー式構造):X字型に構成された金属アームが、展開または収縮することでプラットフォームを上下させます。

  • 駆動システム:

    • 電動式:バッテリー駆動で、静かかつ環境に優しい。

    • 油圧式:エンジン駆動で、屋外用途に適しています。

  • シャーシ(車体ベース):機械全体を支える構造で、安定性を確保。スタビライザーやポットホール保護(転倒防止機構)付きのものもあります。

  • 操作パネル:上部、下部操作盤と両方あります。昇降、走行操作を行います。

  • タイヤ:使用環境に応じた仕様(屋内用はスムーズタイヤ、屋外用はオフロードタイヤ)があります。

 

2. リフト機構の仕組み

リフトは以下のような原理で動作します:

  • 油圧または電動シリンダーの動作:

    • シリンダーが力を加えることで、X字型のアームが押し広げられ、プラットフォームが上昇。

    • 逆にシリンダーが引くことで、アームが収縮し、下降します。

  • クロス構造による安定性:荷重が均等に分散され、構造全体がしっかりと支えられます。

 

3. 使用方法の流れ

使用前の準備:

目視点検:

  • タイヤ、アーム、プラットフォーム、油圧の漏れなどを確認。
  • 積載予定の人員・機材が定格荷重を超えていないかを確認。

設置:

  • 安定した平坦な地面に設置。
  • 必要に応じてスタビライザーを展開。

電源確認:

  • 電動式:バッテリーが十分に充電されているか確認。
  • 油圧式:燃料残量を確認。

操作方法:

  • プラットフォームに乗り、操作パネルを使用:

    • 昇降操作:シリンダーを操作し、上昇・下降。

    • D走行操作(モデルによる):一部の機種では、上昇状態でも走行が可能です。

  • 安全機能:

    • 非常停止ボタン

    • 過積載や傾斜を検知するアラーム機能

作業中の注意点:

  • プラットフォーム上で急な動作を避け、安定を保つ

  • 安全装備の着用(ハーネスなど)、過積載の禁止

  • 外部環境(風、雨など)の変化に注意する

作業終了後:

  • プラットフォームを完全に下降させる

  • 電源を切る

  • 清掃および点検を行ってから収納

 

4. 安全対策と注意事項

  • センサー搭載:傾斜・過積載・不安定な状態を検知すると、自動で動作を停止します。

  • スタビライザー:自動または手動で展開され、確実な安定を確保します。

  • 操作資格が必要:この機種を操作するには、フランスではCACESなどの適切な資格が必要です。

 

まとめ:
シザースリフトは、シザー(X字)型の昇降構造とシリンダーによる駆動によって作動するシンプルな機械です。操作は比較的簡単ですが、事前の準備と安全ルールの遵守が重要です。これにより、安全かつ効率的な高所作業が可能になります。

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安全のためのトップ3の基本ルール

 

  • 事前にシザースリフトを目視で点検し、損傷や油漏れがないか確認します。オイルや燃料の残量、バッテリーの状態、タイヤの摩耗や損傷などもチェックしましょう。
  • 作業エリアが障害物のない安全な場所であり、機械の重量を支えられる安定した地面であることを確認します。必要に応じて作業範囲をコーンやバリケードで区切ります。
  • 安全ハーネスを着用し、プラットフォームに設置されたアンカー(墜落制止用器具の固定点)にしっかり接続してください。また、ヘルメットや保護メガネなどの**個人用保護具(PPE)**も着用しましょう。

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シザースリフトとブームリフトの違いは?

ブームリフト(屈伸ブーム)は水平方向と垂直方向の両方に動けるのに対し、シザースリフトは上下方向(垂直移動)のみ可能です。ブームリフトはより広い作業範囲に届くことができますが、シザースリフトはより広いプラットフォームと高い積載能力を備えており、複数人や大量の資材を同時に運ぶ作業に適しています。

Haulotteのシザースリフトの最高速度は?

Haulotteのシザースリフトには2つの速度モードがあります:

  • 最低速度モード:時速0.5 km
  • 最高速度モード:時速5 km

ただし、この「速度」はシザースリフト選定において最も重要な要素ではありません。安全性・作業高さ・積載能力などの条件の方が優先されます。

Haulotteのシザースリフトの最大作業高さは?

Haulotteのシザースリフトは、作業高さ8m〜18mまでのモデルが揃っています。直線的な昇降により、操作が非常に簡単です。

8〜14mのモデルは電動式シザースリフトで、安定した地面での使用に適しており、コンパクトで柔軟性が高く、屋内外どちらでも全高での作業が可能です。

PULSEOシリーズの電動不整地対応モデル(15〜18m)は、他の種類のプラットフォームよりも高い積載能力を持ち、最大4名での作業が可能です。プラットフォームの拡張機能により作業スペースも拡大できます。また、走行性能と登坂能力に優れており、不整地でも安定した作業が可能です。スタビライザーが最大限の安定性を保証します。さらに、PULSEOのシザースリフトは屋内作業にも対応でき、排出ガスゼロで静音稼働。環境に優しい作業を実現します。 特にHS18 E MAXは、最大高さでの移動が可能で、地上と作業エリア間の移動回数を減らし、生産性を最大化できるよう設計されています。

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ISO認証取得 9001/14001/45001

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